アイサイト2・アイサイト3・アイサイト4の 違いは?

「交通事故ゼロ」

これは自動車メーカーのみならず、様々な企業から世界中の人々にとっての究極の目標ですよね。

現在日本の人口は1億2642万人。そして発表されている交通事故件数は2017年で472,069件。

警察庁が発表している統計で、一番事故件数の多かった2004年の952,720件に比べれば約半数ほど減っていますが、それでも一日に約1300件の交通事故が起きています。

これほどある交通事故を「ゼロ」にするなんて夢のような話であり、絶対不可能と思われてもおかしくありません。

しかし、スバルは本気です。本気で事故ゼロを目標として掲げ、その実現のため一歩ずつ着実に近づいています。

そんな本気を集中させた「衝突被害軽減ブレーキ アイサイト」。

ここではアイサイトについて一つ一つ解体していき、「事故ゼロ」が単なる夢ではなく、望みある夢であることを証明していきたいと思います。

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スバルの総合安全

 

「SUBARU」と聞いた時に最初に思い浮かべることは自動車だと思います。

確かに自動車ブランドとして世間に知れ渡っているのですが、元々は「富士重工業株式会社のスバル」だったんですよ。

1958年(昭和33年)に軽乗用車を発売してから少しずつブランドとしての地位を確立してきて、初めて自動車を世に登場させてから約60年たった2017年4月1日より富士重工業株式会社から「株式会社SUBARU」へと商号を変更しました。

富士重工業は航空機メーカーとしてスタートし自動車部門であるスバルを製造・販売してきた経緯があるため、常に人を中心としたものづくりをしてきました。

そのものづくりの中で「安全」という言葉は欠かせませんので、独自の安全技術を常に磨き続けてきました。

そこでスバルは乗る人すべての安全を何よりも大切にすること、そして事故のない未来をつくるために「スバルの総合安全」という4つの安全を提供しています。その4つというのが

■0次安全
■走行安全
■予防安全
■衝突安全

なんです。

0次安全

 

0次安全とは、あとから付け加えるのではなく、最初の設計の段階でさまざまな工夫することでクルマの安全性を高めようとする考え方です。

それを象徴するものにサイドミラーや窓の高さにあります。

スバルの車は動き出す時に子供を巻き込んだりしないように、すべての窓が1メートル程度の高さのものを運転席から確認できるように設計されているんです。

他には、心地よいドライビングポジションの設定や疲れないシート、各スイッチの配置等、ドライバーにストレスを感じさせない工夫が至る所に施されています。

 

 

走行安全

 

スバル車の走行を支えているのが独自の技術である水平対向エンジンとシンメトリカルAWDです。

従来のエンジンは形状がいびつで重心に偏りがあるのですが、スバルのエンジンはピストンを両サイド水平方向に往復運動させる事により、エンジンが左右対称になり中心に重心がある水平対向エンジンと、車の中心から左右対称に前後輪を設置したシンメトリカルAWD(AWDとは4WDと同じようなことです。)

の2つの技術に加え、エンジン自体も従来よりも低い位置にすることによってさらに安定感が増し、4つのタイヤに均等に加重がかかる事により悪路や天候に左右されることなく安定した走りが出来るようになっています。

さらにアクティブセイフティの技術が進んだことにより、走る・曲がる・止まるの性能が格段に上がり、危険な状況になったとしても思うように操ることができ危険を避けることが出来ます。

予防安全

予防安全とは今回一番注目している「アイサイト」に関することなので、あとで詳しくご紹介していこうと思っているのですが、簡単に説明するとドライバーの負担を減らし、衝突しないように緊急停止して被害を減らすシステムがあります。

衝突安全

 

スバルはまだ衝突安全という言葉が浸透していない1958年ごろから地道に研究を始め、車が衝突した時どうすれば乗員の安全を確保できるのか?

どうすれば被害者に与える衝撃を軽くできるのか?

などを実際の事故データの収集や分析、そして様々な実験を繰り返し起こし新たな研究・開発を進めてきました。

このことにより「新環状力骨構造ボディ」を生み出しました。

のボディーの特徴は、ボディーの強靭さとしなやかさにより衝突時の衝撃と空間を守り、被害を最小限に抑えることができます。

また歩行者と衝突した際でも、ぶつかった衝撃で歩行者がボンネットに頭をぶつけないように、歩行者衝突用のエアバッグを装備したりなど、運転者だけではなく歩行者のことも考えたつくりを実現させています。

この歩行者保護エアバッグを搭載したインプレッサなどは2016年度の自動車アセスメント(JNCAP)においての高い評価を受け、創設以来初めてとなる「衝突安全性能評価特別賞」を受賞しています。

以上、スバルはこの「スバルの総合安全」を基本にしてさらなる安全を追求しています。

そしてここからスバルの顔となるような技術であり、予防安全のシステムでもある「アイサイト」についてご紹介したいと思います。

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アイサイト2

 

冒頭でも少し触れましたが衝突被害軽減ブレーキであるアイサイトとはいったいどういったものなのでしょうか?

衝突被害軽減ブレーキとは、自動車が障害物を感知して衝突に備える機能のことであり、自動車に搭載したレーダーやカメラからの情報を解析し、運転者への警告やブレーキの補助操作などを行うシステムのことを言います。

衝突被害軽減ブレーキは現在各メーカー力を入れていて、その方法もカメラとレーダーを組み合わせた方法など、得意の技術を生かした形で開発されていますが、アイサイトはスバル(旧 富士重工業)と日立製作所・日立オートモティブシステムズの共同開発によって誕生しました。

他メーカーがカメラとレーダーの組み合わせが主流の中、アイサイトは左右2つのカメラのみですべての制御を実現させることができました。

この左右2つのカメラのことをステレオカメラと呼びますが、スバルのエンジニア達は1988年にはすでにこのステレオカメラの研究に着手しており、その成果として400×200画素の画面を0.1秒で処理するリアルタイムステレオカメラの発表もしています。

 

しかしなぜカメラが2台必要なのかというと?

 

「ドライバーは運転に必要な情報の9割近くを目からの情報に頼っている。だから人の目に最も近い構造を持つステレオカメラは運転をサポートするのにふさわしい装置であろうと考えた」

という結論にたどり着いたと、当初の開発に携わったエンジニアが語っています。

 

1台のカメラでも白線や標識、写っている物体との相対速度などを得ることができますが正確な距離を読み取ることは難しいため、画像と実際の距離に大きな誤差が生まれます。

 

その点左右に2つカメラがありそれぞれ違う角度から同じ対象物を捉える事によって、三角測量の原理で対象物までの距離を計測することができるというわけです。

 

そこもやはり「人間の目」ということが関わっていて、2つの目で見ることによって対象物を立体的に見ることができ、さらに人間には出来ない距離の数値化が可能になりました。

 

それから様々な壁にぶち当たってはくぐり抜けを繰り返して、20年後の2008年に最初の「アイサイトver.1」が3代目レガシーアウトバックに搭載されることになったのですがあまりパッとしませんでした。

 

それから2年後の2010年にアップグレードした「アイサイトver.2」が登場するのですが、この時はスバル自身が積極的な宣伝を行ったことや、約10万円という手頃な価格設定にしたことでアイサイトは爆発的なヒット飛ばすことになりました。

 

そんな大成功をおさめたアイサイト2の機能はどんなものだったのかを見ていきたいと思います。

 

●アイサイト2の機能

アイサイトには様々な技術が融合していて、その技術はアイサイトの機能としてとても大事な要素となっています。

その機能は5つあり

■機能① ぶつからない技術「プリクラッシュブレーキ」
■機能② ついていく技術「全車速追従機能付クルーズコントロール」
■機能③ はみださない技術「アクティブレーンキープ」(ver.3)
■機能④ 飛び出さない技術「AT誤発進・誤後進抑制制御」(誤後進抑制制御はver.3)
■機能⑤ 注意してくれる技術「警報&お知らせ機能」

となっています。

 

プリクラッシュブレーキ

主に先行車への追突回避支援を行う機能となり、危険度に合わせた3段階の動きがあります。
段階1 車間距離警報
システムが追突の危険があると判断すると、警報や警告表示で注意を促します。
段階2 1次ブレーキおよび警報
最初の警報でブレーキをかけるやハンドルをきるなどの回避操作がない場合、弱い自動ブレーキをかけて再度ドライバーに警報や警告表示で注意を促します。
段階3 2次ブレーキおよび警報
最終的な緊急回避となり、警報と強いブレーキをかけて緊急停止して被害軽減します。

 

全車速追従機能付クルーズコントロール

前方を走行中の自動車を検知し、自動で車間を保ったり停車したりして高速道路や自動車専用道路での運転をサポートして疲れを軽減できます。

ただし、前方の車両との車間距離が短かったり、車速が約120km/hを超えた場合など追従走行できない状況が様々ありますので、使用されない場合はしっかり注意事項を確認して使用することと、使用しない場合は機能をOffの状態にするようにしてください。

 

アクティブレーンキープ

この機能はアイサイト3からの機能となりますのでここでは省略させていただきます。

 

AT誤発進抑制制御

特に高齢者の操作ミスが多くなった誤発進。

前方の障害物を検知しアクセルを踏んだ時、AT誤操作による急発進とシステムが判断すれば警告と警告表示、エンジンの出力を抑制して衝突を回避することができます。

 

警報&お知らせ機能

高速走行でのふらつきや車線のはみだし、先行車が発進後3m以上離れても発進しない場合など、様々な場面で他の機能と連動して警告音や表示にてお知らせします。

 

アイサイト2の技術、そしてその機能だけを見ても十分大成功したことが分かりますが、それが2010年での機能であることは今振り返ってみてもほんとにすごい事だと感じます。
次ではさらに進化したver.3についてご紹介します。

 

アイサイト3

 

2010年のver.2発表から4年後の2014年更なる進化をして登場しました。

ver.3では優れていた基本性能をさらに向上させたと共に、メインとなるステレオカメラの性能を今まで以上に格別なものとしていますのでご紹介します。

●アイサイト3の機能

「アクティブレーンキープ」

ver.3で新たに加わったはみださない技術がアクティブレーンキープです。

ステレオカメラで区画線を認識し中央付近を走行するようにステアリングをアシストする機能となります。

つまり、高速道路や自動車専用道路での走行時に機能がONの場合は、白線をはみださないように自動でハンドルをアシストしてくれるということです。

尚、アクティブレーンキープには、車線内の中央付近を維持するようにステアリングをアシストする車線中央維持と、車線をはみだしそうになると注意を促しステアリングをアシストして車線からの逸脱を抑制する車線逸脱抑制があります。

 

「AT誤後進抑制機能」

AT誤発進抑制機能はすでに登場していましたが、新たに誤後進抑制機能が追加されました。

シフトがRレンジの時にシステムがアクセルの急踏みを検知した場合、警告表示と警報音によりドライバーに注意を喚起します。

そして誤後進抑制制御作動後、アクセルを踏み続けるとシステムがドライバーの誤操作ではないと判断し、約3秒後から徐々に制御が解除され加速していきます。

ただし、この機能はステレオカメラを使用した制御ではないので、後方にある障害物の有無には関係ありませんので、後方はご自身でしっかり確認するようにしてください。

その他の改良点は?

 

■カメラをCCD(モノクロカメラ)からCMOS(カラーカメラ)に変更することにより、先行車のブレーキランプ点灯なども認識可能になり、より人間の判断に近い制御を実現できるようになりました。
■従来のカメラより約40%広角・望遠化したことにより、より広く、より遠くの対象物を認識することができる様になりました。
■カメラの高解像度化により悪天候時や逆光の時など環境に影響されにくく、安定したシステムの作動が可能になりました。
■ユニットの小型化・薄型化によりコンパクトになりました。

ここまでがver.3での新機能と性能が向上した部分ですが、アイサイトはさらに最新技術を搭載して登場していますので次では最新のアイサイトをご紹介したいと思います。

 

アイサイト4

 

2017年アイサイトは更に進化し、アイサイト・ツーリングアシストとして登場しました。

ベースはver.3ですが、ソフトウエアの改良により機能が大幅にアップしたことにより、0km/h~約120km/hの幅広い車速域で、アクセル・ブレーキ・ステアリング操作を自動でアシストして、さらに区画線と先行車の両方を認識することで渋滞から高速巡航などさまざまなシーンで運転負荷を大幅に軽減することが出来ます。

 

アイサイトとは?アイサイトツーリングアシストとは違うの?

 

特に大きく変わった点としては。

 

■車線中央維持の作動領域が従来「60km/h以上」からしか作動しませんでしたが、「0km/h以上」からに変更になったことにより、低速の時でも作動するようになりました。
■全車速追従機能付クルーズコントロールでは高速道路や自動車専用道路上において従来の「0km/h~約100km/h」から「0km/h~約120km/h」というように速度制限に余裕を持たせたことと、将来的に高速道路の最高速度が120km/hになることが決まっていますので、その変更の為の対策となっています。
■先行車追従操舵も追加し、アクセル・ブレーキ・ステアリング操作をより高度に自動制御してドライバーをアシストすることが可能になりました。
■後退時に車体後部に内蔵したソナーセンサーが障害物を検知し、障害物がある場合は音と表示でまず警告してくれる「後退時自動ブレーキシステム」が搭載されました。

以上、アイサイトの進化の過程を順番にご紹介してきましたが、やはりなんと言ってもアイサイトにとって重要なことは左右に2つ搭載している「ステレオカメラ」です。

 

上記で一度説明していますが、左右のカメラでそれぞれ違う角度から捉えた画像を重ね合わせ、その画像のズレにより遠くにあるのか近くにあるのかを正確に判断できると共に、その対象物が人なのか車なのかという他社にはない認識能力の高さは見逃せません。

さすが「スバルの眼」と言われるだけのことはあります。

 

他社の安全運転支援システムを見てみるとカメラとミリ派レーダーの組み合わせや赤外線レーザーとカメラの組み合わせなど、各社それぞれの組み合わせで搭載していますが、動画サイトで自動ブレーキの比較動画を検索してみてもスバルのアイサイトは別格であることが分かります。

 

また、自動ブレーキだけでなくツーリングアシストの走行テストした動画なども一度見ていただくとその凄さを感じることができると思います。

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まとめ

スバルのアイサイトに関していかがでしたでしょうか?

スバルが「交通事故ゼロ」という大きな目標に向けてどれほど本気で考えているのか、そして一歩一歩着実に近づいているということが分かってもらえたのではないのかと思っています。

これからの新型車には徐々にツーリングアシストを標準装備していく移行のスバルですが、今後はさらにステレオカメラを軸としたアイサイトが大きく進化していくと思われます。

アイサイトが登場して追突事故の発生率は84%減少し、歩行者事故発生率も49%減少と実績を積んでこられたのも、過去30年間、320万kmにわたり実際の運転環境データの収集・分析を行ってきた結果です。

「SUBARUの”眼”」

この2つの眼が見ている先には確かに「交通事故ゼロ」が見えているのです。

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