自動車保険に迷ったらどうしたらいい?自動車保険の選び方
自動車保険を掛ける保険会社・保険種類を決める時
よほど気に入っている自動車保険会社があれば迷いませんが
特に決まっていない場合どこの自動車保険が良いのか悩みどころ。
値段を比較してみたり、補償を比較してみたり
色々と資料を見てみるけれど
よくよくチェックしてみると保険料は大差なかったり
保障の内容も何が良いかわからないとかで
決めかねるというのは著者も経験があるものです
ここでは自動車保険会社を選ぶときのポイントを解説します。
代理店型とダイレクト型の違いは?
インターネット普及以前は自動車保険は代理店型でした。
代理店とは対面による保険契約で
自動車保険を取り扱う代理店に出向いて
契約書を作成して契約を取り交わすものです。
自動車を購入したディーラーでそのまま
ディーラーを代理店として自動車保険に加入するのもこのタイプ。
対してインターネットを通じて
直接自動車保険会社のホームページで申し込み契約するのが
ダイレクト型と呼ばれますが昨今は自動車保険会社の
ほぼ全てが自社ホームページを開設しています。
そのため代理店型として運営していた自動車保険も
直接申し込みを受け付けるダイレクト型も併用しています。
インターネットを使えない利用者、代理店型を好む利用者もおり
併用している自動車保険会社も多く
完全に代理店を排除し、インターネットのみの受付として
ダイレクト型専業自動車保険会社もあります。
ダイレクト型のメリットは経費削減面で有利なため
保険料金が安くなる傾向にあります。
自動車保険を新規で選ぶ時のコツは?選択ごとのメリット
![自動車保険の選び方](https://car-kirei.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
まずはこれから新しく車を購入した時の自動車保険について
大きく分けて以下の4つの選択が考えられます
自動車保険を選ぶ時の状況
- 過去に自動車保険を契約していて中断している
- 新規で自動車保険会社を選んで契約する
- 新車で購入した自動車メーカー独自の自動車保険にする
- 既に保有自動車で契約している保険会社に追加契約する
自動車保険をこれから車に掛けようとする時、
上記のどれかに該当する事が多いはずですが
新しく車を購入して自動車保険を掛ける時
どの方法が利用者にとってメリットがあるかは気になる所です。
1)過去に契約していた自動車保険の中断を再開する
過去10年以内に自動車を保有していて掛けていた自動車保険を
中断処理していた場合は
その中断自動車保険を再開することでメリットがあります。
自動車保険の等級は中断前のものが引き継がれますので
もし等級が6以上ならそれだけで保険料が優遇されます。
特に等級20など長きにわたって無事故を続けてきた
高い等級を持っているなら保険料は50%以上安くなります。
保険内容(補償内容・特約内容等)は再開時に
保険会社に申し込む事で変更して再開することも出来ます。
あえて中断していた保険を使わないという選択もあります。
10年近く昔の中断保険で現時点の新しい保険のほうが
メリットが大きい等の場合、使わないという選択肢もあります。
2)新規で新しく自動車保険を選んで契約する
過去に自動車保険の契約がなく中断しているものがない場合、
現時点で契約中の別の自動車保険がある場合、
同じ自動車保険会社を使い車両追加を行う方法があります。
この場合既に契約があると追加割引が適用されたり
情報入力時にスムーズに行えたりのメリットがある事もあります。
現時点で使っている保険会社が思ったより満足できない場合、
例えば保険料が高いとかサービスが良くない等の理由から
全く別の自動車保険会社の保険に加入する事もあります。
自動車保険は年々新しいサービスが出てきます
同時に価格競争もあるので他社のほうが
現在の自動車保険会社より希望に近い事もあるでしょう
こうした場合新しく別の保険を選ぶ方法も悪くありません
3)自動車購入のメーカー専用保険を利用する
メーカーが専用としている自動車保険も多くは
通常の自動車保険会社が提携しているものなので
基本的にメーカー経由で契約しても
自動車保険会社に直接契約しても同じことにはなりますが
中にはメーカーとリンクしている自動車保険もあります。
レクサス自動車保険がその一つです。
TOYOTAの提供している通信サービスに「G-Link」がありますが
この機能と連携してレクサスデスクとの連携によって
どこで事故が起こったかなどの情報を迅速にやり取りするなど
自動車保険と車両をリンクした保険となっています。
その他車両の補償など細やかなサービスが
レクサス独自のものとなっています。
デメリットとして独自自動車保険に関しては
一般的な自動車保険会社での契約と異なり
レクサス車に乗っているドライバーのみを対象としており
レクサス以外の車両では契約できない事
保険料金も割高の傾向があります。
しかしサービスの充実度は専門保険は非常に高いものがあり
徹底した顧客満足度の向上を目指しているのがわかります。
4)現契約自動車保険に契約を追加する
前に少し触れましたが2台目となる場合
現在契約している自動車保険にもう一台追加する方法があります。
この方法を選ぶユーザーは多くなっています。
ファミリー層ではメインの車両がミニバンやセダンで
セカンドカーに軽自動車といった
1家族に2台体制も多いものですが
この2台を同じ保険会社にしているケースが多いです。
各社様々なサービスを提供していますが
三井ダイレクト損保を例にすると
- 2台目以降の車両を追加する場合セカンドカー割引を適用する
- セカンドカー割引は新規登録でも等級7から開始(通常は6から)
等級の優遇があるので保険料金がセカンドカーは
割引があるという事になります。
セカンドカー割引が適用されるには1台目の車両の保険等級が
11等級以上である条件(三井ダイレクト損保の場合)があるので
等級が10等級以下の場合には
利点は無いので他社も選択肢になるとも言えます。
自動車保険は価格・サービス内容比較が大事
スマホの普及もありいつでも自動車保険会社を検索すれば
各社のホームページを見る事ができます。
自動車保険会社ホームページを見る時に気を付けたいのが
自社の自画自賛する評価などについてです。
口コミを自社で掲載している会社もありますが
こうした情報はどの保険会社も自社寄りの評価になりがちです。
口コミを見る時は他社口コミも参考にすると良いですね。
→価格コム保険会社口コミページ(参考)
尚、全ての自動車保険会社が口コミを操作しているとは限らず、
信憑性が高い自動車保険会社もありますが
利用者側からすると確かめようが無いので
客観的な評価を自分で検索して調べる努力は必要です。
総合的に必要な保険料金を計算
自動車保険会社は価格競争に負けないように
様々な割引特典を展開しています
ユーザーとしてはこの特典を活用したいところです。
現時点(2021年5月)で各社のホームページで確認した
割引特典は以下です。(時期により変わりますので御確認下さい)
- 三井ダイレクト損保=ネット申し込みで最大10500円引き
- イーデザイン損保=ネット申し込みで最大11000円引き
- ソニー損保=ネット割+ペーパーレスで最大12500円引き
真っ先に気になるのが自動車保険契約する料金です。
ネット経由で契約すると割引があるので
価格を出来るだけ抑えたい場合はネット経由で申し込めて
割引率が高い自動車保険会社を選ぶのも一つです。
価格より実は重要なサービス内容をチェック
価格が業界で最も安い自動車保険会社が常にナンバーワンで
他社を寄せ付けないかというと実際はそうではありません。
自動車保険の場合、他の商品と違う事は
人の命を運ぶ自動車の保険という重要な位置にある事で
価格が安いという事は選択時の大きな要素なのは間違いないですが
それだけで選ぶ事は出来ません。
内容が全て同じで比較しても何も不満が無いとすると
価格だけで決めても良いかもしれませんが
各社それぞれ特徴をだしているので
契約者が優先したいサービスがあるかどうかを基準にすると
利用開始をして不満に思う事が少なくなります。
各社のサービスの特徴を見てみると
ソニー損保のサービス特徴例
- セコムと提携し事故現場にセコムが駆けつける
- ロードサービスが無料で付く。交通費・宿泊費無料。
- 事故発生時契約者に代わり事故相手と直接交渉
- 最後まで専任担当がしっかりとサポート
- 保険料は走行する距離により最安に設定される
- 代理店非経由でコスト削減+サービスはそのまま
- 事故時電話・WEBからダイレクトに連絡が取れる
SBI損保のサービス特徴例
- 2年目以降1万円割引制度(3年で32000円割引)
- 事故現場に迅速駆けつけプレミアアシスト
- 自転車事故などのオプション設定
楽天損保のサービス特徴例
- 楽天ポイントとの連携で楽天ポイントが貯まる・使える
- ネット申し込みで新規/継続共に25%割引
- 走行距離に応じた保険料計算
- ALSOKとの提携で事故現場にALSOKスタッフが駆けつける
- レッカー・引き取りなどのロードアシスタンスサービス
- GPS位置情報サービス
- 交通費・宿泊費サービス
自動車保険のサービス内容から自分に合ったものをチョイス
自動車保険は補償対象が「事故をした時」がメインです。
なので迷った時は事故をもし起こしてしまった時に
どういう対応なのか、どういう補償があるのかを見ると
どの自動車保険が理想に近いのかが見えてきます。
- 人身事故/対物事故/搭乗者/傷害でいくらまで補償されるのか?
- 事故後にどういう対応をしてくれるのか?
→事故現場で宿泊する場合補償はあるか
→ペット同乗の場合補償があるか
といった事故後の対応で理想に近いものを選択
- 事故直後処理が終わってからの相手との交渉や補償
→事故後の入院や通院などの補償はどうなっているか
- 事故で破損した車に関しての補償はどうか?
→代車やレンタカーなどはあるのか
など事故が実際起こった場合にどういう補償をするのか
どういうサービスがあるのかを確認する事が大事です。
全て理想通りの自動車保険は難しいかもしれませんが
各社特色を出しているので自分が重視する部分が
他社より優れている自動車保険会社を選ぶと満足度が高くなります。