カーラッピングをご存じですか?
カーラッピングすることで、外観を劇的に改善することが可能で塗装ではなくラッピングです。
ボディカラーを変えることで、愛車の印象も大きく変わりますし、少しくたびれてきた長年の相棒も新車同然に美しく復活すさせる事も可能なんです!!
服を着せかえるように車をドレスアップするカーラッピングの魅力について、さまざまな角度から迫りたいと思います。
まずはカーラッピングとは何か?この点から始めましょう。
カーラッピングとは?
カーラッピングとは、車をラッピングシートでおおうことです。
皆さんが良く目にするカーラッピング車両と言えばバスなんですよ。
知らない方も多いかも知れませんが、バスの横や後ろに絵が書いてあったり文字が書いてあったりしますが、それがカーラッピングなんですよ!!(全部ではありませんが)
てっきり塗装だと思ってました。
この方法を採用することで、塗装せずに車の外観を美しくチェンジすることができたり、色もさまざまな種類があり、お好みでラッピングを選べますから、愛車の劇的なドレスアップが可能ですし企業からすれば広告宣伝にもなりますよね。
もちろん塗装ほどの輝きは望めませんが、それでもシートの独特の質感は、車の雰囲気を大きく変えてくれます。
またシートは耐久性にも優れているため、飛び石などからボディを守る効果もあり、ラッピングする箇所も、ボディ全体、ボンネットやルーフのみなどお好みに合わせての施工が可能なんですね。
そして最大級のメリットが、ラッピングシートを剥がせば元の状態に戻す事が出来るので、こういった手軽さも、カーラッピングの魅力のひとつです。
ちなみに、よく見かけるボディにアニメのキャラクターを施したいわゆる「痛車」も、このカーラッピングを利用するケースが多いのです。
このようにヴァリエーション豊富なカーラッピングですが、気になるのはやはり価格ですよね。
カーラッピングの価格は?
カーラッピングの価格を公開している業者さんは多数存在しますし、ネットで検索しても相当の数がヒットします。
それらのHPを見ると、フルラッピングは車種によって値段が異なってきます。
一般的には、軽自動車で35万から40万円ほど、普通車で60万円前後かかります。
もちろん、使用するシートの種類によって価格は変わりますし、施工方法にもより変わります。
施工方法は、外せるパーツは外して貼るのかとか、ドアの内側まで貼るのかとか
また、フルラッピングではなく、ルーフやボンネットなど一部のパーツだけを希望する場合も、それぞれパーツによって値段が変わってきます。
一例をあげれば、普通車のボンネットで5万円~8万円ほど、ルーフなら10万円前後でしょうか。
オリジナルデザインのラッピングを希望している方もいらっしゃるでしょうし、痛車などもこのカテゴリーに入りますが、この場合はまず50万から80万円はかかると考えてください(デザイン料も入ってきますから)
貼ると言っても、まず先にやることは塗装面を綺麗にする事から始まるので、貼るまでに時間が掛かる時もありますから。
では、カーラッピングの耐久年数はどうでしょう?
カーラッピングの耐久年数って?
耐久年数は一般的に3年ほどとされています。
もちろん使用環境によって違いますから一概には言えませんけどね。
ラッピングシートにとって大きなダメージになるのは、太陽光による熱や紫外線が大敵。
とくに真夏のボンネットは相当高熱になってしまいますし、こういった環境ではカーラッピングの劣化も激しいため、3年も持たずにラッピングが痛んでしまうことも十分考えられるのです。
ただラッピングシートは、傷まず3年以上経過したとしても、剥がす際に糊が沢山残ってしまい大変になる場合もあります。
そう考えると、綺麗に剥がせる期間が3年と考えた方が良いのかも知れませんね。
そのため、この数字はあくまで目安として心にとどめて置いた方が良いでしょう。
具体的な耐久性は、施工店に聞くことが重要です(貼るシートにもより変わってきますので)
塗装に影響は無いの?
糊の影響で塗装面に不具合が出るって報告もありますね(;゚ロ゚)
長年貼り続けていた車両のシートを剥がしたら部分的に変色してたとか・・・・
そういう報告があったと思えば、数ヶ月しか貼ってないのに塗装に不具合が出たとの報告があったりと・・・
数は少ないですが、そういったリスクもあると念頭に置いといた方が良いと思います。
そう考えれば、施工台数の多い施工店を探して詳しく聞いてからでないと怖いですよね。
業者に依頼せずにDIYでやってみたいという方もいるでしょうし、その際のコツというのはあるか?
DIYで貼るコツってあるの?
DIYでカーラッピングするときは、まず次の点に注意しましょう。
・外せる部品は外す
・貼るスペースの確保
・2,3人のサポート(ボンネットやルーフを貼るなら)
・ラッピングシート
カーラッピングは大仕事ですし、ラッピングシート自体による違いもありますので購入時は注意が必要です。
有名メーカーの物でしたら心配はいりませんが、安い物ですと貼るのも大変ですし後でシート自体が縮んでしまいます・・・
その他の弊害もありますのでご注意を。
ルーフやボンネットに貼るだけでも相当大きなラッピングシートが必要になり、そのため屋内の作業場として広い場所を確保することが必要です。
そして、できれば2、3人の補助者のサポートがあることが理想的です(特に初心者は)
なんといってもシートは大きいですから、一人で作業するのは限界があります。
プロなら一人で出来ますが、素人が一人でラッピングするのは難しいかなと。
いざ作業のときには必要不可欠なアイテムとしては以下のものがあげられます。
・ヒートガン
・へら(スキージ)
・ナイフレステープ
まずはヒートガン。
家庭用のドライヤーでは少し熱量が足りません(小さいパーツを貼るのであれば大丈夫ですが)
できればヒートガンが欲しいところです。
ヒートガンは、シートを貼るときに必須のアイテム。
マキタ ヒートガンAC100V用 熱風温度50-550度 HG6031VK
平面の場合はヒートガンを使うこともありませんが湾曲した部分はシートを温めてシワができにくいようにして貼っていくからです。
角や段差の部分もヒートガンで温めながら作業していきます。
貼り終わってからの最終段階で全体を暖めて粘着力を上げる為に必須アイテムになります。
そして、貼るときにはへら(スキージ)が必要でシートの下の空気を押し出すための道具ですが、意外にこの作業が難しいのです。
このへらを使いこなすのもコツがありますから、慣れるまでは少し苦労するのではないでしょうか。
TECKWRAP スキージー セット スキージー フェルト セット カーラッピング – 車 バイク カッティングシート ステッカー ヘラ 貼り付け 傷なし – スキージ ブルー (フェルト付) ……
とは言ってもYouTubeで貼り方の解説動画もあるので参考にしてみては!!
最後にナイフレステープ。
これは車のボディに傷をつけずにシートを切るときに活躍するスグレモノ。
通常のカッターではボディに傷をつけるリスクが付きまといますが、ナイフレステープはその点安心です。
きわめて便利な道具ですので、カーラッピングのときは用意しておいて損はありません。
ナイフレステープにも種類がありますが、基本使うのは2種類でしょう。
こちらは、曲がったラインを出したりするときに使う物になりますね。
[タロウワークス] 3M ナイフレステープ フィニッシュライン 3.5mm×50m
こちらは、直線的なラインを出すときに使います。
ボンネットやルーフにストライプを入れたいと思うときに使用する事で真っ直ぐなラインが出せます。
以上のような点に注意してラッピングにチャレンジしてください。
最初は難しく感じるでしょうが、徐々に慣れてくると思います。
ただ、仕上がりに関しては、キレイに施工するにはかなりの経験が必要だと思いますが小物にも貼ることも可能ですので!!
自信がある方、挑戦してみたい方は、ぜひトライしてみてください。
まとめ
塗装よりも手軽で、塗装とはまた違った魅力があるのがカーラッピングです。
単色のラッピングだけではなく、さまざまなデザインで彩ることもできます。
しかも、塗装よりも手軽で元の状態に戻すのも手間がかかりません。
ですが耐久性や金額の事を考えると・・・・・ってなっちゃいますが(;゚ロ゚)
内装の小物類などは気軽に出来ると思いますので、少し新たな刺激が欲しくなった方は、DIYでチャレンジを^^