エアーコンプレッサーって何でしょう?
エアコンじゃありませんよ(笑)
あれはエアコンディショナーです。
言葉は似てますが違います。
そこで再び、エアーコンプレッサーとは何でしょうか?
皆さんも一度は目にしたことがあると思います。
私たちの生活にとても身近なものです。
あると色々と便利ですよ~。
今回は、そのエアーコンプレッサーについて詳しく説明していきます。
DIYが趣味という方には貴重な情報もお伝えできるかもしれません。
まず最初にエアーコンプレッサーとは何なのか、この点をはっきりさせましょう。
エアーコンプレッサーとは何か。
エアーコンプレッサーとは?
エアーコンプレッサーとは、取り込んだ空気を圧縮して排出する機能をもった機器です。
家庭用の商品もありますから、DIYを趣味とする方にはお馴染みのものだと思います。
じゃあ、空気を圧縮して排出して何ができるのか?
実はいろんな用途があるんです。
エアーツールという道具と組み合わせることによって様々。
代表的な使い方としては、タイヤの空気入れや、掃除用の道具としても使えますし、釘打ち、ボルトの取り外しにも応用できます。
圧縮空気を排出するわけですから、当然、スプレーガンとしても活躍します。
使用された方はわかると思いますが、キレイに仕上がりますよね。
空気をクリーンにすることだってできます。
工場などでは必需品じゃないでしょうか?
これがエアーコンプレッサーです。
多様な機能に驚きますね。
まだまだ使用方法はありそうです。
そして、このエアーコンプレッサーにはさまざまな種類があり、家庭用の小型商品から工場で使用する製品まで多彩です。
次にその種類とそれぞれの特徴について説明していきましょう。
エアーコンプレッサーの種類と特徴
エアーコンプレッサーは実にさまざまな種類があります。
その分類方法もまた多様ですが、ここでは空気の圧縮方法に着目して紹介していきましょう。
具体的には、レシプロコンプレッサー、スクリューコンプレッサー、スクロールコンプレッサーの3種類を紹介します。
また聞きなれない単語が登場しましたが、決して難しくありませんので安心してください。
レシプロ式は私たちにとってもっとも身近なタイプですが、スクリュー式やスクロール式は家庭用というより工場など業務で使用されるタイプです。
どのような違いがあるのか、つぎで詳しく説明していきます。
レシプロコンプレッサー
レシプロとはreciprocateのことで、「往復運動する」ことです。
何が往復運動するのか。
それは、シリンダー内のピストンです。
ピストンを往復させることによって空気を取り入れて圧縮し、排出するのです。
このレシプロコンプレッサーはもっとも一般的なものですが、ピストンの上下運動を利用するという構造上、音も振動も大きいというデメリットがあります。
それでもほかの種類のコンプレッサーより廉価ですから、一般的に普及しているのはこのタイプですね。
つぎはスクリューコンプレッサーを説明しましょう。
スクリューコンプレッサー
2種類のスクリューをケーシング内で回転させるタイプがスクリューコンプレッサーです。
レシプロ式との大きな違いは、なんといっても音の静かさ、静粛性です。
音が小さいので当然振動も小さく、住宅地付近の工場などでは圧倒的にこのスクリュータイプが採用されています。
スクリュータイプにはオイルを使用するタイプと使用しないオイルフリータイプと2種類あります。
スクリューを回転させて空気を圧縮するわけですから、オイルがあったほうがスムーズに動きそうですよね。
実は、オイルを使用するタイプは2本のスクリューが接触する形式のため、オイルが必須となります。
一方、オイルフリーは2本のスクリューが接触しない形式なので、オイルが不要となるわけです。
スクリューの構造によるわけですね。
この2種類のタイプは、それぞれに特徴があって、その用途に応じてどちらのタイプを採用するかが決定されます。
やはりオイル式は空気圧縮も効率が良く、オイルフリー式はそれよりも性能が劣ります。
しかし、オイル式は油分の問題があるのに対して、オイルフリー式は油分を飛ばさないため、食品機械などのきれいな環境を必要とする工場で重宝されています。
それでは最後にスクロールコンプレッサーについて説明しましょう。
スクロールコンプレッサー
渦巻型の装置2個を使用するタイプがスクロールコンプレッサーです。
この2個の渦巻(蚊取り線香みたいな形です)のうち、1個は回転させず固定し、もうひとつの方を回転させて空気が取り込まれ、圧縮されるという構造になっています。
良くこんなのを思いついたな、という感じです。
このタイプはスクリューよりも静かで振動もほとんどありません。
しかもオイルフリーなので吹き出す空気は非常にキレイとあって、
病院とか研究機関とか、清潔性が求められる環境で利用されています。
まとめ
エアーコンプレッサーについて大体のイメージがつかめましたでしょうか。
用途に応じてこんなに種類があるんですよね。
知らないことを知ることで、また、世界が少し広がりました。
すこし興味がわいてきた、そう感じてもらえればこんなにうれしいことはありません。