自動車整備士免許3級を取得する為の道しるべ。

整備士免許3級は、整備士として取得しなければならない第一の関門といえるでしょう。

どんな試験が課されるのか、受験資格にはどんな制約があるのか、どの道を進めば最短距離で免許を取得できるのか?」

簡単な試験ではありませんが、十分な準備をもって臨めばそれほど心配することはありません。

興味がある方はぜひ今回の内容を参考にして、合格につなげてください。

それではさっそく参りましょう。

まずは、整備士免許3級とはどんな試験なのか、理解を深めましょう。

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整備士免許3級を取得するには?

整備士免許は国土交通省が実施する国家資格です。

3級・2級・1級と分かれていて、3級は「自動車各装置の基本的な整備ができること」が求められます。

まさに整備士の基本資格といっていいでしょう。

試験は年2回実施され、試験科目は学科試験と実技試験の2種類です。

因みに受験料金は学科がは5,200円、実技は13,500円かかります。

学科で問われる内容は、車の構造や点検修理の基礎的な知識と、材料や燃料、関連法規なども問われます。

あくまで基礎的な知識ですから、恐れる必要はありませんよ。

実技試験では、組み立てや修理などの試験が課されますが、あくまで「簡単」なものですから、それほど心配することもないでしょう。

もちろん、油断は禁物ですが。

近年の合格率が60%前後ですから、必要以上に恐れることはありませんが、準備はしっかりとしておきましょう。

ちなみに3級には4種類の資格があります。

自動車シャシ、自動車ガソリン・エンジン、自動車ジーゼル・エンジン、二輪自動車の4種類です。

以下、それぞれを見ていきましょうか。

 

自動車シャシ

シャシ部分の整備ができる資格ですから、エンジンやボディは専門外です。

取り扱えるのは、普通自動車、四輪の小型および三輪の小型、そして軽自動車です。

・自動車ガソリン・エンジン

こちらはガソリンエンジンの整備ができます。

ただし、3級では点検など基本的な整備に限られます。

普通自動車、小型四輪および小型三輪、そして軽自動車のエンジンが専門です。

 

自動車ジーゼル・エンジン

ジーゼルとはディーゼルエンジンのことで、ディーゼル自動車のエンジンの点検など基本的な整備が可能です。

二輪自動車

文字通り二輪が担当です。

原付自転車やオートバイの基本的な整備ができます。

ちなみに上記の4種類の資格は、1回の試験で1種類しか受験できないわけではありません。

一度に2つ3つと受験できます。

何度も受験する手間が省けますから、複数受験が望ましいでしょう。

では、つぎに受験資格について確認していきましょう。

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受験資格について

3級を受験するには、いくつかの条件をクリアーする必要があり,ひとつは学歴、もうひとつは実務経験です。

ただし、学歴は必須ではありません。

学歴ナシで実務経験のみでも受験できるんです!!

一年の実務経験があれば、学歴に関係なく受験できるのです。

学歴が関係する場合は少し複雑です。

まず、高校・大学などの機械科を卒業した場合は、6か月以上の実務経験が必要です。

ただし、自動車科卒業の場合は、実務経験は必要ありませんので即座に受験できます。

 

まとめますと、自動車科卒業→すぐさま受験可,機械科卒業→6か月以上の実務経験必要

それ以外の一般の方→1年以上の実務経験必要、以上が基本的なルールです。

 

この他にも、国土交通省指定の整備士養成施設を利用する方法もあります。

養成施設には一種養成施設と二種養成施設の二種類があり、一種のほうは、全国の整備専門学校や高等学校、職業能力開発校などで養成課程を受けることができます。

3級整備士の場合は、養成課程で一年学ばなければなりません。

ただし、この養成課程を修了すると、修了後二年間ですが実技試験が免除されるという特典がつきます。

自動車科も一種養成施設に該当します。

二種養成施設も修了後二年間は実技試験が免除になります。

二種のほうは、自動車整備振興会技術講習所で養成課程を終えなければなりません。

年限は6か月です。

二種養成施設は、働きながら受講する方が多いようで、平日夜間や休日などに受講することも可能です。

ひとつ注意点としては、この二種の養成講座を修了するまでに、受験資格を満たす実務経験が必要になることです。

例えば、学歴ナシの一般のケースでは、この講座を6か月で終えるときには、整備の実務経験が1年になるようにしなければなりません。

二種養成施設利用者が経験者で働いている人が多いというのも、こういう理由からなのでしょう。

この二種の養成講座の費用ですが、一例として東京都自動車整備振興会が公表している費用を紹介しましょう。

3級受験希望者は、「3級基礎」と「3級自動車ガソリン」の二つを受講しなければなりません。

「3級基礎」は会員外で41,500円、東京都自動車整備振興会の会員であれば28,500円です。

「3級自動車エンジン」は会員外で81,000円、会員で55,500円となっています。

ただ、実技試験が免除になりますから、この施設を利用するメリットはあるといえます。

一種・二種ともに国土交通省のホームページに全国の施設が記載されています。

そちらを参考にして、最寄りの施設を利用するのがいいでしょう。

 

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まとめ

整備士免許3級は、整備士としてキャリアを積んでいくためのスタートラインといえるでしょう。

試験も難関ではありませんが、決して油断できません。

将来のためには、ぜひ取得しておきたいところです。

その後の2級、そして1級のステップアップとして重要だからです。

整備士を志す皆さんは、ぜひチャレンジして自分の人生を切り開いてください。

 

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