アイドリングストップ車のバッテリー交換って
通常のバッテリー交換と何か違いがあるんでしょうか?
どういった点に注意すればいいんでしょうか?
そもそもこの両者のバッテリーって違うんでしょうか?同じなんでしょうか?
低燃費で地球にも優しい、そんなイメージのアイドリングストップ車。
バッテリーがどうなっているのかなんて考えたこともなかったですよね。
言われてみれば知らないことだらけ・・・・
そこで今回はアイドリングストップ車のバッテリーについて説明したいと思います。
通常のバッテリーとの比較を通して理解を深めていきましょう。
まずはアイドリングストップ車のバッテリーがどういうものなのか?
アイドリングストップ車のバッテリーの違い
結論から言うと、アイドリングストップ車のバッテリーは、通常よりも容量が大きくて、急速充電できる性能を備えています。
ふーんって感じですが、アイドリングストップ車について知識を深めれば、その理由が納得できるんです。
そもそもアイドリングストップ車の特徴って何でしょう?
一旦停車したあと発進するときに、いつもエンジンかかってますよね。
どんな時にバッテリーを一番消費するか知ってますか?
そうです、エンジン始動のときです。
つまり、アイドリングストップってバッテリーにはすごい負担なんですよ。
一度のエンジン始動でバッテリーの10%ほどを消費するともいわれてます。
通常のバッテリーじゃまったく対応できません。
すぐバッテリーが空になっちゃいます。
充電しては放電の繰り返しですから。
アイドリングストップ車は、一回のドライブで何回もエンジン始動する必要があるので、容量が大きく、急速充電できる性能が不可欠なんです。
当然、通常より値段が高いのも納得しますよね。
では、アイドリングストップ車のバッテリー交換にはどういった点に注意したらいいのか、つぎはその点についてお話しましょう。
アイドリングストップ車のバッテリー交換時の注意事項
バッテリー交換後、アイドリングストップがうまく機能しなくなった、そういう例が多いようです。
逆に問題なかったよという意見もありますが、どうなんでしょう?
最近の車はコンピュータが搭載されてて、さまざまな学習機能も備わってます。
メモリーとして記憶しておくわけですね。
時計などはわかりやすい例ですが、もちろんそれだけではありません。
パワーウィンドウや走行距離、ナビの設定などもそうですね。
アイドリングストップ車は、ほかにもさまざまなデータを数値としてメモリーに保存します。
始動回数などもメモリーしているそうです。
ところが、バッテリー交換によってメモリーが消えてしまって、コンピュータが誤作動してしまうことがあるんですって。
だからこそ、バックアップのためのツールが必要になるんですね。
また、トヨタ車だと電流積算値の初期化、日産車だとバッテリ放電電流積算クリアという作業をする必要があるみたいです。
ともに簡単な作業ですが、これらはディーラーじゃないとできません。
専用の診断機が必要になるからです。
やはりディーラーなどのプロに一任するのが無難かもしれませんね。
私の情報によりますと、日産車でバッテリーを外して電装品の取り付けを行った所、ナビが壊れてしまったとの事です・・・
ですので、日産車に限らずですがバックアップは必須だと感じてます。
さて、バッテリー交換といえば、普通のバッテリーってアイドリングストップ車に使えるんでしょうか?
ふと疑問に思いますよね。
次はその点を考えてみましょう。
通常のバッテリーをアイドリングストップ車に使用出来る?
結論からいえば、おススメできません。(先ほども説明しましたが)
緊急時でない限り、通常のバッテリーを使うメリットは無いです。
半年ももたないんじゃないかな?バッテリー。
アイドリングストップ車は頻繁にエンジン始動をくりかえすため、通常のバッテリーだと充電が追い付かないんですよ。
まあ、そりゃそうですよね。
じゃあ、逆の場合はどうなんでしょうか?
アイドリングストップ車のバッテリーは普通車に使えるんでしょうか?
アイドリングストップ車のバッテリーをアイドリングストップじゃない車に使用出来る?
これは可能は可能ですが、やはり良くないようです。
というのも、アイドリングストップ車のバッテリーは、充電回復能力が優れているため、つねに満充電の状態になっちゃうんです。
たとえれば、すぐに満腹の状態になるようなもんでしょうか。
また、値段も普通車用バッテリーより高いし、寿命も短いしで、メリットあるんですか?って感じです。
やっぱり、人も車も、自身にフィットしたものがベストなんですね。
まとめ
いかがでしたか?
アイドリングストップ車のバッテリーにはこんな秘密があったんですね。
バッテリー交換も楽ではないですね。
これを機会に、ご自身でバッテリーについて調べてみるのも
面白いかもしれません。
またいろいろな発見があるかもしれませんよ。