パンク修理キットの使い方と有効期限を知ってますか?

車に乗ろうとした時あるいは走行中など、思いもよらない時や忘れた頃にやってくるのがタイヤのパンクです。
何十年車に乗っていてもタイヤがパンクすることはめったにないのではないでしょうか?
だからこそタイヤがパンクしていることに気がついた時は意外とアワアワしてしまうものです。
とりあえずスペアタイヤを出そうとトランクルームにあるデッキボードを開けてみたけど、スペアタイヤがない。
そうなんです。
最近の車は車種にもよりますがスペアタイヤを搭載せず、パンク修理キットだけがある車が多くなりました。
使用方法は取扱説明書に記載されていますが、何も知らないままだと急に使わなければいけない状況になった時に時間がかかってしまいます。
明日の朝、自分の車がパンクしているかもしれない、それとも知り合いの車がパンクしているかもしれないなど、いつどんな状況になってもスムーズにパンク修理出来るようにここではわかりやすく使い方をご紹介していきたいと思います。

 

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パンク修理キットの使い方

 

昔から車に乗っている人はタイヤがパンクした時は、トランクルームの下からスペアタイヤを出し、ジャッキや工具を出してパンクしている側をジャッキアップしてスペアタイヤと交換していたと思います。

しかし時代が進むにつれ車内のスペースや燃費等に関する考えが変わり、スペアタイヤを常に搭載して走行することはスペースの無駄遣いであったり、車を軽量化することで燃費を向上させることや省資源などの理由から、少しのスペースで済むパンク修理キットが増えてきました。

このパンク修理キットがどんなものか簡単に説明すると、パンクしたタイヤにパンク修理液と空気を入れて一時的に走行可能な状況をその場で出来るといった感じです。
使い慣れるとスペアタイヤでタイヤ交換するよりも簡単、なおかつ短時間で出来るのですが、メリットがあればデメリットもあります。
さっそく使い方の手順をご紹介していきたいと思いますが、パンク修理キットも車種やメーカーによって若干、使用方法が変わったり、形状が違うものがありますので、ここではトヨタのアクアに搭載されているものを例にとって説明していきたいと思います。

 

※1 パンク修理前の準備

 

タイヤがパンクしたからといっても道路の真ん中で修理するわけにはいきませんのでまずは安全な場所に停車させて修理に備えます。

 

●路面が硬く平坦で安全な場所に車を止めます。
●シフトポジションを”P”に入れます。
●パーキングブレーキをしっかりかけます。
●ハイブリッドシステムを止めます。
●車両後方に非常停止板を置きハザードランプを点滅させる。

 

※2 パンク修理前の確認

 

車を安全な場所に止めたらパンクの状態を確認するのですが、どれくらい空気が抜けているのか?、何が刺さっているのか?、どの面に刺さっているのか?、刺さっている物は大きいのか?をまず見てください。
もし刺さっているものを発見しても絶対に抜かないようにしてください
抜いてしまえば穴が大きくなり修理できなくなります。
異物を発見できた場合は確認しやすくするため、異物がタイヤの上部にくるように車を移動させます。

次にパンク修理が可能なのかの確認をするのですが、以下のことが一つでも当てはまると修理出来ませんのでご注意ください。

 

●パンク修理剤の有効期限が切れている。
●タイヤが2本以上パンクしている。
●タイヤが地面と接地している面以外(タイヤの側面など)が損傷してパンクしている。
●タイヤがホイールから外れている。
●ホイールやエアバルブ(空気注入口)が損傷している。
●―30℃以下の時。
●タイヤに4mm以上の切り傷や刺し傷がある。
●1本のタイヤに2箇所以上の切り傷や刺し傷がある。

 

※3 パンク修理キットの準備

パンク修理が可能なことが確認できたらパンク修理キットを準備するのですが、車種で違いはありますが大抵はこれまでスペアタイヤが収納されていた場所、トランクルームのデッキボードを開けた場所に収納されています。
アクアもこの場所にあり、デッキボードを開けるとホースが付いた補修液のボトルと黒いボックスのような物があります。


このボックスが空気を入れるためのコンプレッサーになるのですが、このコンプレッサーには蓋が付いていて開けるとシガーソケットに刺すコードとゲージが収納されています。

この時大事なことは、補修液には有効期限がありますので期限が過ぎていないかを必ず確認してくださいね。

そして、補修液があふれてこぼれることを防ぐためにエアバルブがタイヤの下側にくるように車を移動させてください

 

 

※4 パンク修理の作業開始

 

パンク修理キットが準備できたら作業が開始できますので順番にご紹介していきます。

①補修液をタイヤに接続
パンクしているタイヤの空気注入口のバルブキャップを取り外し、補修液のボトル容器のホースを伸ばしてください。
ホースの先端には透明の空気逃がしキャップが付いていますので一旦外しておきます。
空気逃がしキャップを外したらタイヤのバルブにねじ込んで接続するのですが、液漏れしないように確実に接続してください。

 

②コンプレッサーの電源接続コンプレッサーのスイッチがOFFになっていることを確認してください。
OFFになっていれば電源プラグを車のアクセサリーソケットに差し込みます。

 

③ラベルの貼り付け
付属の中にラベルが2枚入っているのですが、速度制限が表示されているラベルは運転者からすぐ見える位置に貼り、パンク補修液注入済みの表示があるラベルはホイールに貼り付けますが、ラベルがすぐ剥がれないように汚れや水分は取り除いてから貼り付けてください。

 

④ボトルの装着
補修液のボトルをコンプレッサーに装着します。
その時ボトルの先端とコンプレッサーの突起がしっかり合っている事を確認しながら装着してください。

 

⑤空気圧の確認
規定されている空気圧を確認してください。
確認方法は運転席側のドアを開けた左側、開口部の所にシールで表示されています。

 

⑥コンプレッサーを起動して補修液の注入
ハイブリッドシステムを始動させてスイッチをONにすると、コンプレッサーが起動し補修液と空気の注入が始まります。

 

⑦空気圧の確認
注入が始まるとコンプレッサーのゲージの数値が上がっていきます。
黒字の数値を見てください。
注入直後は一時的に数値が急激に上がりますが約1~5分ほどで実際の空気圧に戻ります。
空気圧はスイッチをOFFにすることで確認することが出来ます。
指定空気圧になるまでON(充填)/  OFF(確認)を繰り返してください。
充填完了まで5~20分ほどかかりますが、25分越えても規定の数値まで上がらない場合は空気が漏れていて修理キットでは対処出来ませんので、コンプレッサーを切りディーラーやJAF等に連絡してください。
もし空気を入れすぎた場合は、ホース先端に空気逃がしキャップを取り付け、キャップの突起部をタイヤのバルブに押し当てて指定空気圧になるまで空気を抜きます。

 

⑧コンプレッサーの取り外し
指定空気圧になったらコンプレッサーのスイッチをOFFにして、ホースをバルブから取り外しバルブキャップをはめてください。
ホースにはまだ補修液が残っていますので、こぼれてこない様に空気逃がしキャップをホース先端に付けてください。
この時まだボトルとコンプレッサーはそのままで、一旦車内に収納します。

 

⑨走行
タイヤ内の補修液を満遍なくいきわたらせたいので、注入後すぐ車速を80km/h以下で5kmほど走行してください。

 

⑩再度空気圧の確認
走行が終わったら、再度コンプレッサーを接続してスイッチをONにし起動させた後、またスイッチをOFFにして空気圧の確認をします。
この時規定の空気圧が保たれていればパンク修理の作業が完了となりますが、もし空気圧が規定空気圧~130kPa以上であれば再度コンプレッサーにて空気を規定まで補充して走行可能ですが、130kPa未満の場合は走行不可能ですのでディーラーやJAF等に連絡してください。

 

※5 タイヤ交換

 

パンク修理キットはあくまでも応急処置となりますので、速やかにディーラーやタイヤ量販店などへ向かいタイヤ交換をしてください。
走行も80km/h以下で慎重に運転するようにしてください。

以上がタイヤがパンクしてからタイヤ交換するまでの流れとなります。

パンク修理キットの有効期限ってあるの?

 

パンク修理キットの有効期限はあるの?

 

タイヤがパンクして必要なとき意外収納しっぱなしで、その存在すら見ることが少ないパンク修理キットですが、ずっと収納したままで良いのでしょうか?
答えはダメです。
パンク修理キットには有効期限があります。
有効期限は補修液にだけあるのですが、期日はボトルにラベルで貼り付けてあります。
有効期限は未開封の状態で約4年。


そして、車検の項目にはスペアタイヤのチェック項目はあるものの、パンク修理キットのチェック項目はありません。
なので自分で期日を把握していないと、いざ使おうと思っても有効期限切れで結局JAFなどのロードサービスに連絡して、時間かかってしまうという事態になります。

 

この補修液、有効期限が切れた物を使ってしまうとどうなるでしょうか?
補修液は隙間に入って固まって穴を塞ぐため、たとえ未開封の状態でボトルに入っていても時間が経過すれば液内のゴムの分子が固まりクリーム状になり、固まったため液量が減少しパンク穴を塞ぐのに十分な量が足りず修理出来ないということになります。

ですので有効期限の切れた補修液は安全が確保されないため使用することはやめてください。

 

そうなると有効期限が切れたパンク修理キットはまた買い直さないといけないのかということになりますが、ディーラーで購入するとコンプレッサーがおよそ7,000円、補修液が3,000円で合計10,000円ほどになってしまうのですが、もちろんコンプレッサーはまだまだ使用できますので、補修液だけ買いなおすことになります。

また、補修液はカーショップやインターネット販売などでも購入することが出来ますので、早速チェックして有効期限が切れていたらすぐ買い換えるようにしてください。

 

それではパンク修理キットは補修液だけ買いなおせば何度も使用することが出来るのでしょうか?

 

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何度でも使えるの?

 

パンク修理キットは一度使用しても補修液さえ補充すれば何度でも使用することが出来ますよ。

しかし、ここがパンク修理キットの最大のデメリットとなるのですが、一度補修液を入れたタイヤは補修液が付着して固まってしまうので再利用することが出来なくなってしまいます。

パンク修理キットを使ったタイヤを外してみると分かるのですが、タイヤの中は固まりきれなかった液体と固まって付着した液体がタイヤとホイール全体に白くビッシリと付いています。

ホイールに付着したものは取れるのでホイールは再利用できますがタイヤは新品に交換しなくてはいけません。


また、補修液をバルブから注入しているためバルブも新品に交換することに。

ちなみに補修液がついたままのタイヤを使用すればタイヤが重くなり、ホイールバランスが狂います。

ホイールバランスが狂うとハンドルやシートにブレが起きたり、タイヤの回転ムラが起こったりして事故の原因に。

補修液は一度付いてしまえばなかなか剥がれないのでタイヤを新品に交換することが絶対条件になりますので、新品タイヤの交換費用と使用した補修液の補充代を合わせるとけっこう高額になってしまい。

それよりも少し時間はかかりますが、ロードサービスに連絡してレッカーしてもらいパンク修理してもらったほうが安上がりになります。

そして今や、標準装備ではなくメーカーオプションとなってしまったスペアタイヤですが、取り付け出来るのであればスペアタイヤと工具を積んでいたほうが安心できますし、余計な出費が抑えられると思いますよ。

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まとめ

パンク修理キットについていかがでしたでしょうか?
今回はトヨタ車のアクアに搭載されているパンク修理キットの使い方を例にとってご紹介しましたが、補修液を最初タイヤに入れて、あとから空気を入れたりするタイプなど種類がありますので、自分の車にはどのタイプの修理キットが乗っているかと使い方を一通り見ておいたほうが、実際使う場面になった時にスムーズに作業が出来ると思います。
また、パンク修理キットを使えばその後の出費が大きくなることをしっかりと理解して使用されることをオススメします。
タイヤがパンクすることは頻繁に起こることではありませんが、もしそういう場面に出くわしたとき、いかに冷静に最善の方法を取れるかで対処に費やす時間や費用に大きく関わってきますので、その時この記事がお役に立てればうれしく思います。

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