ウオッシャー液って、使う人は使うけど使わない人は使いませんよね。
使わない人なら、水だけでもいいんじゃない?
でも水も腐るって言うし、どうしたら良いのかな?
後、住んでる地域によっても色々と差がありそうですよね?
ウオッシャー液必要?不必要?水だけでも大丈夫?
自分でできる自動車のメンテナンスはいくつもありますが、その中でも最も簡単にできるものとして、ウオッシャー液補充があります。
単にウオッシャー液補充用の入り口から液を入れるだけですので誰でもできますね。
ただ一つ疑問となるのが、何を入れたらいいのか?
ということですね。
カー用品のお店などには、たくさんのウオッシャー液商品が売られていて、それぞれに売り文句が違います。
値段も結構商品ごとに異なりますので、どれを選んだらいいか迷ってしまうという人も少なくないでしょう。
また、中には別に市販のウオッシャー液など買わなくても、水道水を入れておくだけで十分だという人もいますね。
結論から言うと、水だけでも大丈夫なことは大丈夫です。
雪や塵がたくさん舞っている時などにウオッシャー液がなくなってしまい、近くにウオッシャー液を買えるところもないという状況であれば、とりあえずペットボトルの水などを入れても全く問題ありません。
もともとウオッシャー液はフロントガラスとリアガラスを洗浄するためのものですので、普通の水であっても問題はないのです。
しかし、やはりできれば専用のウオッシャー液を入れた方がいいと言える理由もあります。
まず、水道水にはカルキなどの不純物が含まれていることが多いので、小さなウオッシャー液の噴出口に水垢やカルキが詰まってしまって出が悪くなることがあるからです。
もっとも、これはずっと水道水だけを使っている場合に起こるもので、しょっちゅう生じるわけではありませんので、それほど気にする必要はないでしょう。
ただの水を使うことの一番の問題は、冬季の使用にあります。
冬の時期に零下まで下がってしまうと、車に入れている水は当然凍ってしまいますので、ウオッシャー液タンクやホースに入っている水も凍って出なくなってしまいます。
単に水が出ないというだけであればまだいいのですが、水は凍ると膨張しますので下手をするとタンクや配管を壊してしまう恐れがあるんですね。
これが一番の問題となるわけです。
市販のウオッシャー液には不凍液が含まれていますので、零下になっても凍ることなく安全に使用できます。
こうしたことからもウオッシャー液を使うことにはメリットがあるんですね。
また、基本的にウオッシャー液にはいくつかの使用目的があることを覚えておくといいですね。
まず、主な目的である洗浄作用ですが、普通の水よりも洗浄効果を高められるように、市販のウオッシャー液には界面活性剤などの、いわば洗浄剤が含まれていますので、よりきれいにガラスを洗えるのです。
また、普通の水ではホコリなどの汚れを取り除くことはできますが、油膜は落とすことはできませんね。
一方のウオッシャー液は油分を分解することができる界面活性剤が含まれていますので、夜間ギラギラとして視界を遮る油膜を落とせるという大きな強みもあるんですね。
このように、ウオッシャー液を使うことで、普通の水ではできないより強い洗浄効果を得られるという大きなメリットが得らえるというわけです。
さらに、前述の通りウオッシャー液には不凍液としてたいていの場合アルコールが含まれています。
そのため、冬季でも凍らないばかりか、凍ってしまっているフロントガラスなどにウオッシャー液をかけることで、その部分を解凍して視覚を確保できるという使い方もできることになります。
商品によってはこの特徴をより強調したものもあって、より不凍性を強めてガラスの凍結を防いだり、凍った窓の氷部分を取り除くために使えるように機能強化しているものもあるんですね。
これもやはり普通の水ではできないことですよね。マイナス以下になっている状態で普通の水をかけてしまうと、逆にガラスがその水分で凍ってしまって余計に視界が奪われてしまいます。
こうしたことからも、やはり市販のウオッシャー液を購入して使用することには益があります。普段は水道水でもいいと思っている人でも、少なくとも冬の時期はウオッシャー液を使うようにした方が良いでしょう。
ウオッシャー液はいろいろなブランドから出ていますが、競争が激しいということもあって、それぞれに特徴のある製品を開発して出しています。
たとえば、ガ◯コのように撥水効果のある成分をウオッシャー液の中に入れて、ウオッシャー液を使ってガラスを洗うたびにガラスの撥水効果を高めるというものもありますね。
ちょっとした雨ならワイパーなしで済むようになりますし、汚れもガラス面に着きにくくなりますので運転も楽になりますよ。
もちろん、こうした機能強化された商品はちょっと値段も高めですので、ウオッシャー液とガラコを別に買った方がいいかどうかを検討してから決めるといいですね。
他にもユニークな商品があって、虫の死骸をきれいにするのに役立つウオッシャー液といったものもありますよ。
成分にたんぱく質分解と洗浄を行う物質を含んでいて、ガラスにぶつかってこびりついてしまう虫の死骸をウオッシャー液とワイパー動作だけで取れるという優れモノです。
特に高速道路での走行などではかなりの虫の死骸がフロントガラスについてしまうこともあり、この虫の死骸というのは結構頑固で取りづらいものですので、ウオッシャー液が役に立ちますね。
このように、ウオッシャー液と一口に言ってもいろいろな種類がそれぞれのメーカーから出ています。
そのため、できればいくつかの特徴が異なる商品を揃えて使い分けるといいですね。
普段使いとしては安い普通の商品にして、高速道路を使って遠出をする時などは虫の死骸洗浄効果があるものを使う、市街地を走ることが多いなら油膜取り効果が強いものを入れるといった感じですね。
ここまでしなくても、少なくとも冬の時期が近付いたら、必ず不凍液の割合が多く氷を除去しやすいタイプのウオッシャー液を使うようにすることをおすすめしますね。
このタイプのウオッシャー液を使っているのとそうでないのでは、かなり快適さが違いますので使い分ける価値は十分にあるからです。
そもそも、ウオッシャー液はかなり安い商品ですので、それほど負担になりません。
安いコストで快適さを得られるものですので、できるだけ活用したいものですね。
まとめ
フロントガラスやリアガラスを洗うためのウオッシャー液は、必要性というだけの観点であれば水道水でも構いません。
しかし、ずっと水道水だけを使っていると配管部の錆や噴出口のカルキ詰まりなどを起こすこともありますので注意が必要です。
特に零下に下がる冬の時期には、普通の水だと凍ってしまって使えなくなるばかりか、膨張することによって配管が壊れてしまう危険性もありますよ。
一方で市販のウオッシャー液には、いろいろな成分が含まれていて機能が強化されていますので、ガラスの洗浄をより効果的に行ってくれます。
不凍液が含まれていますので、マイナスになっても凍らないばかりか、ウオッシャー液をかけることで凍っている窓の氷を除去することもできます。
また、撥水効果のある成分や虫の死骸を落としてくれる成分を含んでいるものもあって、かなり便利な商品です。
ウオッシャー液はそれほど高くつくものではありませんので、こうした効果を活用するために購入して利用してみると良いでしょう。
できればいくつかの異なるタイプの商品を試して、状況に応じた使い方をしてみるとその快適さがより分かりますよ。