「よし!新車を買おう!!」
人生の中でこの言葉を何度実現させることが
出来るでしょうか?
言うことは簡単ですが実現となると
かなりの決断と覚悟が必要になってきます。
新車の購入は長い人生の中でみても上位にくるほどの大きな金額ですよね。
思い切って買うと決めたなら値引きなしの定価で購入するよりも
がんばって交渉して少しでも安くして買った方がいいですよね。
今まで交渉なんてしたことないし苦手という方も
そこまで苦手意識もないけどどんな方法があるのか知りたいと思っている方
ディーラーへ行く前にここで交渉術という武器を身につけていきませんか?
では、まず新車の値引きについて確認していきましょう。
【新車の値引き】
値引き出来るものといっても車体価格だけではありません。
値引きの対象となるものにどんなものがあるのかからみていきましょう。
●車体価格
多くを説明しなくてもみんなが分かっているところですね。
店舗によって多少変わってきますが、基本的には値引き額の限界は決められています。
●オプション価格
新車には必要なものが付いていません。
その代表的なものがフロアーマットではないでしょうか。
そういうオプションを一つ一つ決めていくのですが
オプションには2種類あって、一つ目はフロアーマットやナビ
バイザーなどオプションカタログにのっている用品類のディーラーオプション。
二つ目が製造段階で取り付けるメーカーオプション。
ここで注意してほしいのが、ディーラーオプションは値引き対象ですが
メーカーオプションは対象外となりますので気をつけてください。
●諸経費
諸経費で値引きというのはちょっと違いますが
車庫証明書の取得を販売店にお願いせず自分で取得しにいくことにより
通常15,000円~20,000円ほどかかるところを、2600円くらいに抑えることが出来ます。
あとは、エコカー減税適用車などので経費を抑えることができます。
●下取り
新車に乗り換える際今まで乗っていた車をディーラーで査定してもらい
それを新車の価格に反映させます。
ディーラーですべての手続きしてくれて
新車の納車日に乗り替えられるというメリットはありますが
買い取りで車を手放したときに比べると
けっこう安く査定されてしまうデメリットがあります。
●メーカーキャンペーン
メーカーキャンペーンは販売店舗がどの地域とか関係なしに
どの店舗に行っても同じ値引きを受けることが出来ます。
各メーカーごとに内容も異なれば時期も様々ですので
チェックして狙ってみるのもいいと思います。
以上、対象となるものも様々ありますが
値引き額が一番大きくなる車体価格の部分についてもう少し注目してみたいと思います。
ディーラーへ足を運ぶ頃にはある程度欲しい車種は絞り込めていると思いますが
営業マンと会う前に知っておいたほうが良いことがあります。
それは、それぞれの車種ごとに「車両本体目標値引き額」というものが存在します。
これは、新車の車体価格がだいたいどれくらい値引きしてもらえるかということなのですが
当然参考価格ですので地域や状況によっては目標金額よりはるかに劣ることもありますが
毎月更新されており、その情報が「月刊自家用車」という雑誌で掲載されています。
例えば人気車種でいえば、ホンダのN BOXの値引き相場でいくと
2018年1月の値引き額が7万円だったのに対し、2018年7月には15万円になっています。
さっきも述べましたが、あくまでもその金額まで値引きしてもらえれば御の字ということで
営業マンにその金額を提示してここまで値引きしてくれと言ったところで
断られるどころか、気分を害して関係性が悪くなることがありますので
目安として心に留めといて下さい。
値引きの対象はどんなものがあるか
車両本体目標値引き額の存在を知ったところで
本題となる交渉術へと入っていきましょう。
【新車の値引き交渉術】
ここから本題の交渉術を7つ紹介します。
営業マンとの駆け引きになりますので
しっかり身につけてうまく活用できるようにイメージしましょう。
●交渉術1 購入時期
新車の値引きをうまく引き出すのには購入時期が関係してきます。
一番期待できる月が3月です。
3月はディーラーの決算月となるため
1台でも多く販売台数を増やさないと報酬に響いてくるため
営業マンも値下げしてでも台数を増やそうと必死ですから。
ただ、3月中に登録まで終わらせることが条件になりますので
2月の終わり頃には交渉を開始しておかないと
3月の登録に間に合わないと営業マンが判断してしまえば値引き額を渋られる可能性があります。
次に期待できるのが9月。
これも中間決算が控えているためになります。
今乗っている車の車検有効期限の関係など時期を合わせることは
なかなか難しいですが、楽に交渉できる月になると思います。
●交渉術2 予算はにごす
営業マンと話し始めたら初めの段階で聞かれるのが予算です。
「ご予算はおいくらですか?」と聞かれて、「200万円です!」
なんてすぐ答えてしまうとその金額のみのプランになるので
「安いほうがいいんですけど…..」などとうまく濁しましょね。
●交渉術3 ライバル車も調べておく
今、どのメーカーにも同じようなタイプの車が存在しています。
例えばトヨタのアクアなら日産のノートやホンダのフィット
マツダのCX-5ならトヨタのハリアーや日産のエクストレイルなど
あるのでそれぞれの特徴、価格などを調べておいて競わせると
うまく値引きを引き出すことが出来ます。
この方法は家電を買うときに使ったことがある人がいると思いますが
それと同じような感じですね。
●交渉術4 買う気をみせる
交渉するにおいて金額などは濁すことを伝えましたが
買う気まで濁してしまえば逆効果になります。
営業マンも買う気のない人に大きな値引きはしてきません。
「この車が一番気に入っているけど値段が高いんですよね…」
などと、熱意を伝えましょう。
●交渉術5 最初にオプションはつけるな
初めからフルでオプション付けて見積もりを作ってしまえば
車体とオプション両方をあわせた値引きとなりますので
最初の見積もりは車体のみで、次にオプションを付けた
見積もりとわけて作ってもらったほうがいいです。
●交渉術6 すぐ決定しない
営業マンもいきなり最大の値引き額は言いません。
じわじわ小出しに出してきてどの程度安くすれば決めてくれるのかを見計らっています。
少しずつ引き出していきましょう。
●交渉術7 最後に決める
交渉も終盤になってきて初めてはっきりした金額で
「この金額になれば今日決めます!」と言いましょう。
営業マンも早く決めたいところですが
ここでのはっきりした金額は営業マンにとっても頭を抱えることになりますが
上司との相談の後、提示した金額とはいかないまでも妥協案をだしてきますので
最後まで粘り強く交渉しましょう。
交渉術のポイントは掴めたでしょうか?
いろんな状況が想定されるので実行できない交渉術も出てくると思いますが
交渉は、楽しくするのが基本ですよ^^
次はどんな状況になろうとも守ってもらいたいことを言いたいと思います。
【決して、無理難題を言わない】
お客様は決して神様ではありません。
買う側の希望ばかり伝えたのでは交渉にはなりません。
営業マンは交渉のプロです。
あまりにも無茶なことを言い続けても叶わないどころか
「ここではお客様のご希望に添えることは出来ません」と見放されてしまいます。
交渉とは希望を叶えてもらうための手段ですが
買う側、売る側の妥協もあって初めて成立するものですので
横暴な態度や発言、一方通行の要望は交渉する以前の問題ですので絶対やめてもらい
無理難題は決して言わないようにしましょう。
【まとめ】
値引きの交渉術いかがでしたでしょうか?
限界の値引き額を引き出すには営業マンとの
いろいろな駆け引きがありますが、そこを楽しむ気持ちでね^^
相手は経験豊富なプロですが、プロだからこそ購入者の気持ちも分かってくれています。
営業マンも人間ですから。交渉が苦手な方でも
購入時期や親切な態度や受け答えだけでも
気分良くして値引きを大きくしてくれると思います。
値引きを大きくしたい方は、しっかり事前準備をして
イメージ持って交渉に入れればきっといい結果が出ると思います。
自分に合った交渉方法で、最後はお互い笑顔で終われるようにしましょうね。
では、良い結果が出ますように^^