車に必ず装備しておく必要があるもの。
それは発炎筒です。
一般的に知られている発炎筒は鮮やかな赤い炎と煙を上げます。
車であれば、高速道路や本線で停止した場合、対向車や後方車に危険を知らせるために使用します。
赤い炎と煙が上がるので目立ちますし、雨の日であっても使用できます。
そのような発炎筒ですが、私たちが知らないような発炎筒の種類や使用期限、価格や処分方法などがあります。
では、今回は発炎筒の使用方法や種類、使用期限と価格、処分方法について紹介していきます。
いざという時のために覚えておいて損はないのでチェックしておきましょうね。
発煙筒の種類
まずは発炎筒の種類についてです。
実は発炎筒にはいくつかの種類があります。
冒頭でも紹介したように、多くの人が見たことがあるのが鮮やかな赤い炎と煙を上げる発炎筒です。
全ての車にこの発炎筒が搭載されており、殆どの車種の助手席側の足元にありますよ。
しかし、最近ではLED発炎筒というものがあり、LED発炎筒は炎や煙などが出ることはありませんので、とっても使い方が簡単なんですよね!!
さらにはLED発炎筒の裏は磁石になっており、ガードレールにくっつけて使用したり、車のボディにくっつけて使用することもできます。
また、通常の発炎筒には使用期限なるものがありますが、このLED発炎筒には使用期限が無いのが魅力。
しかし、電池を使用しているので電池が切れてしまった場合、電池交換する必要がありますけどね。
いざという時に使用できるように、電池が切れていないか?を月に1度でも確認して置かなければいけないですが。
発炎筒は車載義務があります。
法律によって、車の中に非常信号用具の装備をしておかなくてはならないと決まっているのです。
法律で発炎筒の車載義務という決まりがあるのであれば、LED発炎筒はダメなのでは?
と思われる方もいるかと思いますが、実は通常の発炎筒でなくても、LED発炎筒でも発炎筒と同じ役割を果たしているため、発炎筒の代わりにLED発炎筒を装備しておいても問題ありませんよ。
法律上で非常信号用具の装備の義務となっているため、LED発炎筒を装備しておいても問題はないのです。
LED発炎筒は使用期限がないため、電池交換だけすればいいのでとても便利ですね。
また、車載義務もしっかりと守れているのであれば、LED発炎筒のほうがいいのかもしれません。
いざという時の為に発煙筒の使用方法ってしってますか?
発煙筒の使い方
発炎筒の使用方法についてです。
発炎筒の使い方は思っている以上に簡単です。
まずはケースに入っているので、ケースから本体を取り出します。
発炎筒の両端を引っ張ることでケースを外せます。
発炎筒の本体の先を見てみると、茶色になっています。
その茶色の部分を白いキャップの摩擦部分に擦ることで着火できます。
マッチを点ける感覚で使用するといいでしょう。
最近の若者は、マッチを付けたことあるのかな??
発炎筒は炎の勢いがいいのでヤケドしないように注意しましょうね。
着火させれば、後は地面において使用します。
実際に使用しないとどのような火のつき方がするのか?ということはわかりませんよね。
しかし、使用しなくても使用方法を覚えておくと、いざという時に焦らずに使用できますから。
私も使用したことはありませんが、いつでも使用できるように発炎筒のある場所を確認し、使用方法は頭に入っています。
また、LED発炎筒は普通の発炎筒とは違い、先端部分を回すだけでライトを付けることができます。
使い方は簡単ですが、いざというときに焦って付けることができない、付け方がわからない場合もあるのでLED発炎筒の使用方法も覚えておくといいでしょう。
いつまで使えるの?
使用期限はあるの?
上記でも少し触れていますが、通常の発炎筒には使用期限があります。
だいたい購入から4年間は期限がありますが、購入した日から4年過ぎている場合は使用期限が過ぎていますよ。
使用期限が過ぎると、着火しようとしても火がつかなかったり、すぐに火が消えてしまったりするので、使用期限はこまめに確認しておきましょう。
また、車検の際に使用期限を確認されます。
使用期限が過ぎていれば、その場で交換ということになり、商品代金が車検費用の中に入ることになるので覚えておきましょう。
LED発炎筒は電池が切れてしまうと使用できないので、電池交換をするようにしましょう。
使用期限が切れてた時の処分方法
使用期限が切れていた場合、発炎筒を処分する必要があります。
使用済みの発炎筒であれば、住んでいる市区町村の規則に従って、燃えるゴミとして処分することができますが、未使用の発炎筒は燃えるゴミでは処分できません。
では、燃えないゴミで処分ができるのか?というとこれまた違います。
日本保安発炎筒工業会にある「自動車用緊急保安炎筒」回収処理システムによって、未使用発炎筒のリサイクルと処分を行なっているため、発炎筒を購入した販売店で処分してもらう必要があります。
絶対に燃えるゴミや燃えないゴミで処分しないようにしてください。
私も発炎筒の使用期限が過ぎていたことがあります。
使用期限を過ぎていることは車検の際に知ったので、車検を行なったお店で交換、処分してもらえました。
このように適切な方法で処分しましょう。
さて、気になってくる価格ですが。
発煙筒の価格は?
発炎筒は販売されている店舗などによって、価格が違ってきますが。
私はディーラで購入したので、1本4000円ととても高額だった・・・
発炎筒にしては高額だなという印象だったのを覚えています。
ネットで発煙筒を探してみると、1本400円ほどで購入可能です。
ディーラーで購入する10分の1の価格で購入できちゃいます!!
車検の際に使用期限が過ぎていることに気が付けば、ネットで発煙筒を購入する場合の10倍の金額がかかってくるので、車検の前に使用期限を確認しておき、交換しておいたほうがいいでしょう。
また、LED発炎筒はネットであれば、1本700円ほどで購入できます。
LED発炎筒を1本購入すると通常の発炎筒を2本購入できますが、長いスパンで見たときにLED発炎筒は使用期限がないため、電池だけ買い替えればいいのでLED発炎筒のほうが断然お得です。
それを考えると、LED発炎筒のほうがいいのかもしれませんね^^
まとめ
発炎筒の使用方法や種類、使用期限と価格、処分方法について紹介してきました。
発炎筒には2つの種類があり、多くの人が知っている赤い炎が出て、煙も出るタイプのものとLED発炎筒というLEDライトを点灯するタイプのものがあります。
発炎筒はマッチのように着火して使用し、LED発炎筒は先端部分を回すだけで点灯できます。
発炎筒には使用期限がありますが、LED発炎筒は電池なので、電池を交換するだけで長く使用可能です。
発炎筒のほうが1本400、LED発炎筒が1本700円とLED発炎筒が高くなっていますが、交換する必要のないことを考えると、LED発炎筒のほうがオススメです。
また、上記で紹介したのですが、車検で発炎筒の使用期限が過ぎていることが発覚した場合、その場で発炎筒の交換が必要になるため、必ず発炎筒の使用期限は事前に確認しておきましょう。
私のようにディーラーで車検をする際、発炎筒の使用期限が過ぎていることが発覚し、4000円というネットで購入する10倍の金額を取られないように注意してください。
発炎筒の正しい使用方法を覚え、使用期限をこまめに確認して、いざという時でも使用できるようにしておきましょう。