鉄粉除去に潜むリスクを公開。
素人がやってしまう危険な行為を丁寧な解説で分かりやすく紹介いたいします。
この内容さえ理解できれば貴方もプロレベルになれるかも?
更には、コーティング施工してある場合のリスクの少ない鉄粉除去方法は?
決して楽な作業ではありませんが知っていて損な事はありませんからね♪
車の鉄粉除去
洗車の時にかんじるザラザラとした違和感を感じた事ありませんか?
よく言われるのは、ザラザラしてるから鉄粉が付着してるんだと思ったりしていませんか?
ザラザラする他の原因としましては、ペンキミスト(ペンキ)だったり、スケール(水染み)だったりもします。
ですので、ザラザラ=鉄粉とは限らないのでしっかりと確認しなければなりません。
そもそも、鉄粉が付着するの?
鉄粉の原因は?
・ブレーキダスト(車から出る)
・線路沿い(線路を電車が走るので)
・鉄鋼場・鋳造所(工場から排出される)
・幹線道路(交通量が多い為)
要は、空気中に舞ってると思ったほうがいいと思いますね。
舞ってるので当然ボディにも付着してしまいます。
対策ってあるの?
はっきり言えることは絶対に付着させない方法は無い。
付着を軽減させる方法としましては、コーティング施工でしたり、こまめな洗車を心がける事ですが、どっちにせよ付着は避けられません。
じゃあ付着した場合は何を使って除去すればいいの?
車の鉄粉除去の道具
一般的に知られているのが皆さんがご存じの?
トラップ粘土(ねんど)
濃色車用(濃い色の車)や淡色車用(傷などが目立ちにくい車)が売られていますが・・・・
これを使うとなると必ず傷がつきます。
磨く事を想定して使用するのであれば良いですが。
そう考えると、素人の方にはおススメしません。
鉄粉除去除去ラバーパット
こちらは、除去能力が高いものと、低いものの二種類あります。
粘土とは違う傷が入りますが粘土に比べると深い傷は入りにくいですが結局は傷が入ります。(傷が入らないと謳ってる商品もありますが、それは嘘ですからね)
そう考えると、磨き作業が前提となりますので、一般的に使用するにはオススメは出来ません。
鉄粉除去ラバークロス
こちらは、広範囲の除去が可能となり面積の広いお車に。
でも、ラバーパット同様の傷が入ります(傷が入らないと謳ってる商品もありますが、それは嘘です)
やはり磨き作業が前提で使用するしかありません。
鉄粉除去剤
スプレータイプの除去剤です。
吹きかければ鉄粉に反応しますので判断するにはもってこいです。
ただ除去には時間が掛かりますし使用量もハンパありません。
簡単ですが注意は必要です。
こちらが1番扱いやすい鉄粉除去剤でしょうか。
使い方としましては、そのお車の付着具合だったり、その後に磨くのか磨かないのか?
新車なのか?中古車なのか? コーティングしてあるのか?してないのか?
いろいろな事を踏まえたうえで使用して頂ければと思います。
最善の使用方法ってあるの?
鉄粉の除去方法
トラップ粘土の使い方
使用する時は、必ず磨きをする前提で使って下さい。傷が入りますから。
そのなかでも成るべく傷を入れにくい方法を紹介致します。
まずは、粘土をお湯につけて柔らかくしてあげて下さい。
柔らかくなった所で、粘土を広げて使って見て下さい。
水を掛けながら使ったり除去剤と併用しながら使っても良いかと思います。
注意事項はエッジ部分(角)には注意を払いながらです!!
汚れたら裏返したり折りたたんで綺麗な面で!!
粘土が固くなってきたらお湯につけて柔らかくしてください!!
ラバーパット・ラバークロスの使い方
こちらも水を掛けながらだったり、除去剤と併用しても良いですよ。
注意事項は、エッジ部分(角)には注意を払って下さね!!
こちらでも傷は入りますので注意は必要ですよ。
上記の方法で鉄粉除去作業を行えば、必ず傷が入ります(入らない事はあり得ませんからね)
ボディ色により目立つ目立たないと言う事と理解して下さい。
鉄粉除去剤の使い方
こちらは、1パネルごとに吹きかけて使用して下さい。
そうしますと鉄粉に反応して紫色に変わります。
少ししましたら、マイクロファイバークロスで優しくなでなでして下さい。
一度では除去が無理な場合が多いので、2回3回と同じ作業を繰り返して下さい。
そうしますと徐々に鉄粉が小さくなっていき、最後にはなくなります。
良く除去剤を掛けて水で洗い流すだけとかありますが、途方もなく時間が掛かりますし完全除去には至らない場合もあります。
でも、傷を成るべく入れない方法として良いと思いますね。
少しでも作業効率を上げたいのであれば、マイクロファイバークロスで絡め取るようにするのが最善策かと。
注意事項としましては、塗装状態やボディ色より使わない方が良い場合がありますので注意が必要です。(目立たない部分で確認して見る事をおススメします)
ボディが熱い時や日中の暑い時は、ご使用は控えて下さい。
※鉄粉があるのに紫色に反応しない場合は、鉄粉を他の汚れが包み込んでる場合が御座います。
鉄粉の種類
実は、鉄粉にも生きてる鉄粉と死んでる鉄粉が存在してます。
死んでる鉄粉
茶色い方が死んでる鉄粉となりまして、このような場合には別の除去方法で対応が可能です。
このような鉄粉の付着が見られるのは、雪国のお車に多いです(融雪剤や凍結防止剤の影響で)
生きてる鉄粉
このように黒いのが生きてる鉄粉となります。もちろん除去剤を掛ければ反応します。
コーティング施工車の鉄粉除去方法は?
トラップ粘土・ラバーパット・ラバークロス等は傷が必ず入りますのでコーティング施工車には不向きだと思ってます。
従って、鉄粉除去剤で根気よく除去する方法が一番だと思いますよ^^
その場合は、ワンパネルずつ除去剤を掛けて、反応させて水で流すの繰り返しになりますが(^_^;)
時間と使用量はハンパ無いですが・・・
少しでも短縮したい方は、マイクロファイバークロスにて絡めとるようにすると良いでしょうね(これも繰り返しの作業になりますが)
それか、鉄粉除去剤が反応して数分後に高圧洗浄機で洗い流すとかもいいと思いますよ。
そうする事により、100%ではありませんが気にならないレベルまでにはなりますからね。
おススメ鉄粉除去材
鉄粉除去剤も色々な所から販売されていて、どれが良いのか分からないって人も多いと思います。
そこで今回、私がおススメする鉄粉除去剤を紹介します^^
それがこれだ( ̄▽ ̄)
価格は、3960円で少々お高めですが、プロも愛用する商品であり洗車マニアにも人気商品となってますよ。
容量は1リットルですので、通常使うレベルであれば問題無しだと思います。
是非、お試しあれ~
鉄粉除去に関しては理解して頂けましたでしょうか?
初めに申し上げた、ざらざら=鉄粉では無いと申し上げましたが、その他のざらざらの原因の記事はこちらから
まとめ
最後までご覧頂き有難う御座います^^
少しは参考になりましたでしょうか?知らなかった事もありましたか?
ザラザラするから鉄粉とは限りませんし、他の原因かも知れませんので良く確認を。
除去の道具や除去方法のメリット・デメリットを知って損はありませんからね。
ご自身で作業にあたる場合には、くれぐれもご注意くださいね。
そうそう、ホイールにも鉄粉は付着してますのでホイールにも使用出来ますので。