車に付着してしまった花粉染みって、熱を加えれば取れるってホント?を検証しました。
温度って70度ってホント?も検証!!花粉除去の正しい方法とは?
花粉除去で、やってはいけない事ってあるの?除去作業の動画もご用意!!
車の花粉染みに対して疑問をお持ちの方の解決になる内容になっていますよ!!
車の花粉
2月頃から花粉のひらいがはじまり4月下旬~5月上旬頃で収まる傾向にあります。
この花粉は車につもり、塗装にじんだいな被害をおよぼしてしまうんですよ。
その被害にあった塗装面がこちら
上記の画像は違う車両になりますが、プツプツしてるのが花粉染みなんです。
見た目違う感じに思えますが間違いなく花粉染み。
2台とも納車後1カ月でこの状態です・・・
経験上ですが、新車で購入した時が一番被害が酷いと思われます。
自分なりの解釈ですが、まだ塗装が完全に固まって無いといいますか
弱い状態なのではと思っております。
年数が経過している車両で、これほどの花粉被害は見たことがありません。
花粉染みの原因って何?
花粉の殻が水分(雨・夜露)と反応しますと中からペクチンが排出され塗装に付着し
乾燥とともに塗装を凝縮させ染みをつくりだしてしまうのです。
ですので、原因は水になります。
花粉染みが出来ないようにする方法ってあるのかな?
車の花粉対策ってあるの?
ようは花粉が付かないようにすれば良いって事ですので、花粉の時期だけ車庫に入れっぱなしにする。
車庫が無ければカバーを掛けて置く。
余りに現実的じゃありませんね。
そうなると、洗車しかありません。
花粉の時期だけは、いつもより洗車の頻度を短くするしか方法はないです。
1カ月に1回洗車してるのであれば週1回にするとか。
1週間もすれば結構汚れますからね。
コーティングした方が良いよっていう方もおられますが
コーティングしても染みできますからね・・・
メリットとしましては、洗い安くなり時間短縮にはなります。
拭くだけじゃ駄目なの?
それやっちゃ駄目です。
何故かって? 傷だらけになりますから。絶対に辞めた方がいいです。
最近、水を使わないでキレイにするシート売ってますが・・・・
後々後悔すると思います・・・
じゃ染みが出来てしまったら?
花粉染みの落し方は?
熱を加える事です。
よく70度~80度くらいのお湯を掛ければいいよ~って言われておりますが
はたしてそうなんでしょうか?
それでは実験です。自分はお湯は使用しませんので今回はドライヤー(ヒートガン)でやって見ます。
66度では殆ど変化なし・・・・
こちらの車両は90度くらいから変化があり、おおよそ100度くらいで完全除去出来ました。
もう一台のボンネットは範囲が広いのでパネルヒーターで熱を加えて見ました。
76度少し消えた部分もありましたが、まだまだ残ってる現状。
95度かなり除去が進みだしました。
106度で8割がた除去出来ましたが、残りの2割はヒートガンで、ピンポイントに攻めまして除去出来ましたが
約135度くらいでした。
除去した部分と除去出来てない部分の分かりやすい画像がありますので見て下さい。
はなれて見て見ますと。
明らかに違いがお分かりかと。
今回の車両にかんして言えば、70度では除去出来なかったです。
バンパーなどの素材が違うものに関しましては70度でも除去は可能でした。
この作業は自分では難しいと思いますので知識のあるプロ施工店にお願いしましょうね!!
ちなみに下記が当店のHPとなります。
夏になると自然と消える?
上記の検証結果を見ますと、夏場になりますと消える事もありえますね。
状態にもより変わっては来ますが。(全てでは無いと思います)
夏場の黒いボディーの車に関して言えば、塗装表面温度が70度~80度くらいまで上昇しますので。
でも淡色車は、そこまで温度は上がりませんので消えない可能性大です(その前に見え難いですが)
除去方法でやっては駄目な事
コンパウンドで磨く事。これやらないで下さいね。
リカバリー出来なくなりますので。
実際に除去してる動画をどうぞ
まとめ
少しは参考になりましたでしょうか?実際に現場での作業時の様子ですのでリアル情報です。
花粉は水と反応すると悪さをしますので、こまめな洗車を心掛けると良いですし
それが最善策どと思います。
拭いて花粉を除去することは傷の原因になりますのでやめましょうね。
完全に防ぐことは出来ませんが染みが出来てしまったら熱処理で対処しましょう。
決して、コンパウンドで磨いて除去はしないように!!
まめな洗車と言いつつ自分も洗車出来ないんですよね・・・お客様優先ですから(笑)